こんにちは、店主の山岡です! 御在所岳(1,212メートル)には山頂と麓を結ぶロープウェイがあり、片道登山が可能で初心者でもお手ごろなことから東海地域で人気の山です。
最近では、「富士山を登る前に、練習で御在所岳を登る」という登山者が多いみたいですね。しかしながら登山は危険行為です。たとえ前哨戦とはいえ、装備や安全管理は必須ですよね。そこで、御在所岳に登山で持っていくと役立つ2枚の登山地図をご紹介します。
御在所岳ってどんな山?
海抜1,212メートルの御在所岳は三重県と滋賀県にまたがる鈴鹿山脈の主峰です。
御在所岳の三重県側には御在所ロープウエイが架かっており、麓には2018年に開湯1300年を迎える歴史ある湯の山温泉が広がっています。ちなみに、この一帯は1968年より鈴鹿国定公園に指定されています。
近年では初心者から熟練者まで、東海地域を中心に数多くの登山者が御在所岳を訪れるようになりました。
人気の理由
- 名古屋から車で1時間でアクセスできる。
- 片道登山ができる。
- 1,000メートル級でお手ごろ。
- 下山した後、温泉に入れる。
- 多数の奇岩・珍岩が楽しめる。
- 伊勢湾まで見える景色。
また、春は花、秋には紅葉が楽しめるのも人気のひとつです。
主な登山道は5つあり、中でも「中登山道」は景色が良く、また地蔵岩・おばれ岩といった人気の奇岩も見られることから1番人気の登山道です。
御在所岳の主な登山道
- 中登山道(1番人気)
- 裏登山道(初心者向け)
- 表登山道
- 一の谷新道
- 峠道
登山地図#1 『こもの登山マップ』
御在所岳は素敵な場所です。しかし遭難や山岳事故が発生しているのも現実なのです。
より安全に御在所登山をエンジョイするために、登山地図は大切なツールです。
こもの登山マップってどんな地図?
菰野町(こものちょう)内の山、鎌ヶ岳、御在所岳、国見岳、釈迦ヶ岳をカバーした縮尺1/25,000の登山地図です。
こもの登山マップの特徴まとめ
- 縮尺1/25,000の登山地図
- 雨に濡れても大丈夫な材質なので長持ち
- 困ったとき便利な電話番号リストを記載
※山小屋・公共機関(役場、病院、警察etc)・温泉施設・宿泊施設 - 三重県山岳連盟遭難対策委員会 監修
1/25,000の地図を読みましょうと言われても
登山地図は等高線の入った縮尺1/50,000や1/25,000の地図が一般的です。しかし初心者にとっては、
・・・
・・・
「そんなの見ても分かんないよ!!!」
と、感じるのが正直なところ。
そこで、登山道や危険箇所、チェックポイントなどを初心者にも分かりやすく記したのが次で紹介する「御在所岳登山イラストマップ」です。
登山地図#2 『御在所岳登山イラストマップ』
もしこのブログを読んでいるあなたが初心者~中級者ならば、「御在所岳登山イラストマップ」はすごく便利だと感じるはずですよ。「こもの登山マップ」と一緒にリュックに忍ばせておきましょう。
御在所岳イラストマップってどんな地図?
御在所岳の登山道・危険箇所・見所・山小屋・道標・交通情報などをイラストを用いて記載した登山地図です。
初心者でも理解しやすいよう工夫されています。
この中でも初心者にとって一番役に立つのが「道標」だと思います。
登山道には分岐がたくさんあります。
登山口しかり。しっかり記載されています。
しかも道標が無い場合は、標識板なし、と記載! めっちゃ親切です。山小屋もイラストで記載しています。
それから御在所岳の見所のひとつ。奇岩!
大きいんですけどスゴ味がイマイチ……伝わらない!?
女性にとって公衆トイレの場所が分かるのは嬉しいポイントかも。
危険箇所には注意書きを記載しています。
通行情報は現在2014年11月26日時点のデータに基づいて記載しています。
御在所岳登山イラストマップの特徴まとめ
- チェックポイントを追いながら登山できる
- 地蔵岩、大黒岩、藤内小屋など御在所岳の見所や登山道が見やすくまとめられている
- 危険箇所や通行情報などが詳しく書き加えられている
- NPO法人御在所岳環境パトロール隊の情報提供により作成
「こもの登山マップ」と「御在所岳イラストマップ」を2枚持ちすることで、最初は等高線の読めなかった初心者でも、読み比べながら段々理解できるようになると思いますよ! 必ず安全管理に一役かってくれるはずです。山を侮ってはいけません。
最後に
実は2回しか山を登ったことがない初心者の私ですら「分かりやすい」と思いました。危険箇所、鎖場など心構えができていれば事故も減るというもの。
御在所岳を登山するときは、「こもの登山マップ」「御在所岳イラストマップ」2種類の登山地図をご準備いただき、みなさまの登山がより安全で楽しいものになることを願っています。
入山前に登山ルートの予習をお忘れなく。
それではお気をつけて! Let’s GOzaisho!